閉校したのに残された看板 更新されない謎、管理者に聞いたみたら

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滝川直広
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 京都府京丹後市を取材で訪れるようになって1年半。ずっと気になっていた看板がある。丹後緑風高校久美浜学舎(同市久美浜町)の近くにある案内板。閉校したはずの「府立久美浜高等学校」の文字がいまなお書かれている。なぜ旧名のまま残っているのか――。

 看板は久美浜学舎南側の国道312号にある。上部は久美浜市街や兵庫・豊岡方面への道路案内、下部に「府立久美浜高等学校」「Kumihama High School」と上下2列に書かれている。

 丹後緑風高校は久美浜高校と網野高校(京丹後市網野町)を再編する形で2020年4月に開校した。2年間は久美浜、網野両校の生徒と丹後緑風の生徒が在籍し、22年3月、久美浜と網野は最後の生徒が卒業して閉校した。今はそれぞれ丹後緑風高校の学舎となっている。

 なので、22年3月までは久美浜高校の看板があってもおかしくはない。だが、4月以降は存在しない学校の看板が堂々と掲げられていたことになる。

 一方、同時期に宮津高校(京都府宮津市)と加悦谷高校(京都府与謝野町)を再編した宮津天橋高校は、宮津、加悦谷両学舎ともに新しい看板に交換されている。なぜ、宮津天橋は看板が更新され、丹後緑風は更新されないのか。

看板の管理者に聞いてみた

 これらのエリアの看板の設置…

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