イランで拘束の米国人ら7人が出国 制裁対象の凍結資産は解除へ

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ワシントン=合田禄 テヘラン=佐藤達弥
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 米バイデン政権は18日、イランで拘束されていた米国籍者5人とその家族2人がイランを出国し、カタールのドーハに向かったと発表した。イラン国営放送プレスTVも、イランから解放された米国人5人がドーハに到着したと伝えた。イランと合意した囚人交換取引の一部で、代わりに、経済制裁によって韓国で凍結されていたイランの資産約60億ドル(約8880億円)が解除される。

 AP通信などによると、5人はビジネス関係者や環境活動家ら。イランでスパイ罪などの有罪判決を受けていたが、8月11日、同通信などが「軟禁状態に移された」と報じていた。

 米政府高官などによると、7人は米国の首都ワシントン周辺に戻る予定。今回解除されるのは、イランが石油を輸出した代金として韓国に保管されていた資産で、カタールの制限付きの口座に移される。

 米政府高官によると、この資産は、食料品や医薬品の調達など人道的な取引のみに利用できるようにするという。また、米国で有罪判決を受けたり、起訴されたりしたイラン人5人も解放する。この囚人交換について、米政府高官は「この合意はイランとの関係を変えるものではない。米国はイランが核兵器を保有することを決して許さない」と話している。

 イランのライシ政権は、制裁で凍結された自国資産があるのは韓国だけだと主張し、解除を訴えてきた。凍結資産は日本などにもあるとされるが、日本外務省関係者によると、日本にある資産については、イラン側が医療品購入などの人道目的に限って使うことは可能だとみられる。

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