JR北海道、一部特急を全席指定席化 時期に応じて変化する割引きも

新田哲史
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 JR北海道は15日、来春から一部の特急列車で自由席を廃止し、全て指定席にすると発表した。ホームに並ばなくても確実に着席できるようにして快適性を高める。混雑予測や時期に応じて料金を柔軟に割り引くシステムも新たに導入し、空席率の減少につなげる。

 全席指定席にする特急は、札幌と函館・室蘭方面をつなぐ「北斗」「すずらん」、釧路・帯広方面をつなぐ「おおぞら」「とかち」。それぞれ4~5両編成だが、現状1~3両ある自由席車両を全て指定席にする。

 自由席は早くからホームで並ぶ不便さや、始発駅に近い方が座れるという不公平感などの課題があった。指定席は自由席より正規の料金は530円高いが、ネット予約すれば負担をかなり抑えられ、従来の自由席よりも安くなることもあるという。

 4特急では割引制度を、ネット予約で適用される「えきねっとトクだ値」「お先にトクだ値」に集約し、予測される乗車率や予約時期に応じて割引率を柔軟に変化させる。ホテルや航空券で導入されている「イールドマネジメント」という仕組みで、空席を減らす効果が期待できるという。

 札幌と旭川をつなぐ特急「カムイ」「ライラック」でも来春、自由席車両の一部を指定席車両に切り替える。今後、全車指定席化も検討していく。

 インバウンドなどの増加が見込まれるため札幌と新千歳空港を結ぶ快速エアポートは、来春から午前9時~午後4時は1時間あたり5本から6本に増やす。うち毎時1本は「特別快速」とし、停車駅を減らして空港までの時間を短縮する。毎時2本は北広島―新千歳空港間の各駅に停車する「区間快速」とする。(新田哲史)

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