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 首都大学東京の入学式が8日、千代田区の東京国際フォーラムであり、2005年に開学してから初めて国歌が流された。小池百合子知事が昨年3月の都議会で、首都大学の入学式などについて「国旗国歌法の趣旨を踏まえると、国歌斉唱を行うよう望んでいきたい」と発言。大学の担当者は「知事の答弁が直接のきっかけではないが、一つの背景にはあった」としている。

 首都大学ではこれまで、入学式や卒業式で国歌を流していなかった。今年度は、大学院なども含め2563人が入学。入学式の冒頭で録音された国歌をスピーカーで流した。斉唱は呼びかけなかった。大学の担当者は、国歌斉唱でなく演奏にした理由について「検討の結果」と説明している。

 文部科学省によると、「大学の自治」の原則の下、入学式などでの国歌の扱いは大学の判断に委ねられている。都立の看護専門学校では、昨年度の入学式から国歌斉唱を採り入れている。

(井上裕一)