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 春の交通安全運動にあわせ、住民への交通ルールの順守などを呼びかける「なにわ交通安全区民大会」が9日、大阪市浪速区のクボタ本社大ホールであった。

 

 榊(さかき)正文・浪速区長ら約200人が参加。ゲストのザ・ぼんちのぼんちおさむさん(65)は「高齢になって運転技術が衰えてきた。自分は大丈夫と過信しないことが大切」と呼びかけた。阿江伸幸・浪速署長(57)は「事故が多発している夜間の幹線道路の交差点の取り締まりを徹底し、事故を減らしたい」と語った。

 府警交通総務課によると、3月末時点で府内の交通事故死者数は前年同期と同じ38人。一方で、65歳以上は5人増の20人だった。認知症対策を強化した改正道路交通法の施行から1年が経ったが、高齢者の事故は依然として全体の半数近くを占めている。

 

 これを受け、地域では高齢者の意識を高めるための取り組みが始まっている。

 

 阪急ドライビングスクール服部緑地(豊中市若竹町2丁目)では8日、これから75歳を迎える高齢者を対象にした講習会を開いた。参加者らは、75歳以上に義務づけられている認知機能検査の模擬検査に挑戦し、いまの記憶力や判断力を調べた。踏み間違い防止のためにアクセルとブレーキが一体となった装置「ワンペダル」=写真=を取り付けた車の試乗体験もあった。ペダル右のレバーを足で右側に傾けるとアクセル操作、踏み込むとブレーキ操作ができる仕組みだ。

 

 同スクールの木下正利教務部長は「自分の体と常に相談しながら安全運転し、より交通安全への意識を高めてほしい」と話している。