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 ◆都議会質問文書巡り説明

 都民ファーストの会の樋口高顕都議は16日、昨秋の都議会での質問について、事前の調整段階で都側とやり取りしていた質問案の文書作成者が当時の都顧問の名前だったと明らかにした。樋口氏は「顧問からメールで助言を受け、その文書ファイルを修正加筆した。質問は私が一から作っており、問題ない」と説明している。

 樋口氏は昨年9月1日の都議会で、豊洲市場の集客施設の事業予定者が撤退を示唆し、都に損害賠償請求を求める可能性について質問。その中で「都が損害賠償責任を負うべき事由に該当するとは考えていない」などと発言をしていた。

 都議会では質問案を事前に都の担当者に送り、都が答えを準備するのが慣例。樋口氏によると、都にメールで送った質問案の文書ファイルは作成者名が当時都顧問だった小島敏郎氏で、最終保存者が樋口氏だったという。樋口氏は1期目で、学生時代、衆院議員だった小池氏のもとでインターンをしていた。

 都民ファーストの特別顧問である東京都の小池百合子知事はかつて、都議会自民党と都職員の関係を「なれ合い」などと批判していた。樋口氏の質問の作成過程をめぐっては、自民が、樋口氏と小島氏のメールのやりとりについて都に情報公開を請求したが、都は開示していない。自民は16日、「知事側近が知事与党議員の質疑を作成し、(都側が)答弁していたのであれば、看過できない」とコメントを出した。今後、追及を強めそうだ。

 小池知事は報道陣に「(都顧問が)アドバイスを加えたと聞いている。それ以上でも、それ以下でもない」と話した。小島氏は昨年9月19日に都顧問を辞め、翌日に都民ファースト都議団の事務総長に就いた。小島氏にも電話でコメントを求めたが、連絡を取れなかった。

 (西村奈緒美)