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 堺大空襲から73年を前に、堺市で9日、追悼行事が営まれた。

 堺区甲斐町西3丁の一光寺では、戦災物故者慰霊祭があり、地域住民ら約15人が参列した。慰霊祭保存会の世話人代表、鎌苅(かまかり)和由さん(89)は空襲時、猛火の中を懸命に逃げた。参列者を代表し、「私たちの平和な生活のすべてが戦争犠牲者の上にある。恒久平和を祈りたい」と述べた。

 堺区住吉橋町1丁の戦災無縁地蔵尊前には約20人が集まり、周辺で亡くなった800人余りに祈りを捧げた。地蔵尊保存会長の金銅(こんどう)美幸さん(78)は「戦争の傷痕としてここを永久保存していきたい」と語った。

 戦争末期、堺は計5回の空襲を受けた。1945年7月10日未明の空襲では1860人が死亡したとされる。