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 宮城県内各地を舞台にしたタイ映画のロケ地を、タイ人観光客が4泊5日で回る「聖地巡礼ツアー」が、3日まで催されている。インバウンド客増加の呼び水にしたいと、観光地は期待を寄せる。

 映画は「Gravity of Love」。人気俳優トゥーイ・ジャリンポンさんが、仙台在住でタイ人と日本人の両親を持つヒロインを演じるラブコメディーだ。仙台市などが支援し、昨年秋、仙台大観音や塩釜神社、白石城、斎理屋敷(丸森町)などで撮影が行われた。

 11月中旬の映画公開に先駆けた今回のツアーは、俳優の熱烈なファンら約30人が参加。10月31日は白石市や丸森町を巡り、和太鼓や季節の果物のもてなしを受けた。バンコクの会社経営者ポーンパナ・プチョンチャローンさん(57)は「タイでは見られない紅葉がきれい。日本文化とふれ合えたのもよかった」。

 観光庁によると、昨年の東北地方のタイ人宿泊客数は外国人全体の5%弱、4万3千人。今回主演するトゥーイさんの4年前の作品では佐賀県が舞台となり、タイで佐賀旅行ブームが起きたという。映画がヒットすれば宮城でも聖地巡礼ツアーが続きそうだ。

(石橋英昭)