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 成人の日の14日、府内の市町村で平成最後となる成人式が開かれた。府青少年課によると、今年の府内の新成人は2万7946人。昨年より1139人増えた。

 京都市の成人式はみやこめっせ(京都市左京区)であり、スーツや振り袖に身を包んだ7867人が参加した。

 式典では新成人を代表して龍谷大2回生の山口顕さん(20)=南区=と同志社大2回生の中城毬恵さん(19)=左京区=が「二十歳の誓い」を発表した。

 山口さんは俳優を目指しながらも結果が出ず、くじけそうになっていたといい、「(今回発表することになり)自信を失いかけていた自分にとって良いきっかけになりました。これからも自分を認めてくださる方が必ずいると信じて頑張っていきます」と誓った。

 中城さんは親しい先輩を亡くしたことを話し、「先輩の分も精いっぱい生きたいし、中身の濃い『今日』を毎日積み重ねていきたい。普段から何事にも目的意識を持って、発想を実行に移す力をどんどん磨き、記憶に残る日々を歩みたいです」と力強く語った。

 中学時代の同級生と参加した専門学校2年吉田勝さん(20)=山科区=は4月から市消防局に就職する。「人に頼る立場から頼られる立場になると思う。式典に出て、気が引き締まった」と話した。

 会場では市立小学校給食メニューがふるまわれ、新成人は懐かしのメニューを食べながら当時の思い出を語り合っていた。(中山直樹)

 みやこめっせでの式には、祇園東の舞妓(まいこ)、叶紘(かのひろ)さん(19)も出席し、舞妓姿で踊りを披露した。宮崎県都城市出身だが、お世話になった人たちに感謝の気持ちを伝えたい、と京都で式に出ることを希望。「松づくし」と「祇園小唄」の2曲を舞った。

 本名は佐藤伶南(れいな)さん。3歳から踊りに親しみ、中学卒業後、祇園東の屋形(置屋)で暮らしながら稽古に励む。2014年10月にデビューした。

 叶紘さんは「二十歳は人生で一番大きな節目。しっかり大人の自覚を持って活動していきたい」。ふだん同い年と接する機会がほとんどないといい「たくさんの同い年の方に舞妓の姿を見てもらえてうれしい。もっと芸事を勉強し、姉さん方に追いつけるようがんばりたい」と話した。

 京都伝統伎芸振興財団によると、五花街の舞妓は現在73人おり、新成人は12人。今年、舞妓姿で式に参加し、舞を披露したのは叶紘さんだけだった。(佐藤秀男)