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 人工知能(AI)に負けない読解力が身についているか――。京都府教委はこうした能力を測定する「リーディングスキルテスト」(RST)を2019年度、初めて導入する方針を決めた。初年度は中学校2校程度が参加し、府内全体の授業改善につなげる考えだ。

 RSTは、「AI.VS教科書が読めない子どもたち」などの著書がある新井紀子・国立情報学研究所教授が代表理事を務める一般社団法人「教育のための科学研究所」が実施している。意味を深く理解しないAIなら誤読してしまうような問題文などを出題し、意味が正確に分かっているかどうかの「読解力」をみる。

 府教委は、子どもの学びを深めるためには基礎的読解力の向上が不可欠と判断。市町村教委を通して実施する学校を募集し、受検費用(1人1500円が念頭)を全額負担する考えだ。テストの結果を国語だけでなく教科横断的な授業の改善につなげ、成果は府内全体に広めたいとしている。

 府教委は「読解力はすべての学びの基礎となる。RSTの活用を、読解力向上の起爆剤にしたい」としている。(小林正典)