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 祇園祭前祭(さきまつり)の山鉾巡行(7月17日)で先頭を進む長刀(なぎなた)鉾に乗る稚児(ちご)を、鉾町の「養子」として迎える「結納の儀」が15日、開かれた。

 今年の稚児に選ばれたのは、京都市立御室小4年、中西望海(のぞみ)君(10)。結納の儀は、望海君の父、英貴(ひでたか)さん(47)が社長を務める京菓子店「鼓月(こげつ)」本店(中京区)であった。

 室内に祭壇が設けられ、八坂神社(東山区)の祭神を示す「祇園牛頭(ごず)天皇」と書かれた軸が掛けられた。長刀鉾保存会(京都市下京区)の井上俊郎代表理事(62)らと、英貴さんや稚児を補佐する禿(かむろ)の父母らが向き合い、保存会から結納品が贈られた。

 井上さんが「大役をお引き受けいただき、ありがとうございます」とあいさつ。英貴さんは「巡行に向け精進していく所存です。よろしくご指導ください」と述べた。

 1981年に自身も長刀鉾の稚児を務めた英貴さんは「令和最初の祇園祭で、祭りの創始から1150年の節目に息子が稚児をする機会がめぐってきて、ありがたい。息子には祭りを楽しんでこいと伝えました」と話した。(大村治郎)