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 イスラム教徒が大部分を占めるインドネシア人の技能実習生らが、宮城県塩釜市で14日、ラマダン(断食月)明けのパーティーを開いた。岩手、山形、福島県など東北各地から若者約200人が集まり、喜びを分かちあった。

 インドネシア人の親睦組織「東北家族」が主催。今年のラマダンは5月6日から6月4日で、夜明け前から夕刻まで、食べ物や飲み物を口にできない。断食月明けは1年で最も大事な行事で、参加者の都合を合わせてこの日のパーティーになった。「ハラルビハラル」と言って、お互いに日常の非礼を謝罪するのが習慣だ。全員が会場で輪になり、一人ずつ順に手を握り、ほおずりをし合った。

 岩手県平泉町の工場で働いているアズワル・ヌリさん(23)は「本当はインドネシアに戻って友達と会いたかった」と言いつつ、笑顔。塩釜市の水産加工場にいるハフィダ・リズカさん(21)は「来年実習期間が終わるが、延長してまた働きたい。いろんなことを勉強したい」。

 建設現場や水産加工場などで働く技能実習生が増えていることから、「東北家族」のメンバーは約800人に膨らんでいるという。

(石橋英昭)