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 ◆吉祥寺が拠点のミュージシャン

 東京・吉祥寺を拠点に演奏活動をするプロミュージシャン有志12人が10日、東日本大震災の被災地・岩手県大槌町吉里吉里にある吉祥寺(高橋英悟住職)境内で奉納ライブコンサートを開いた。

 演奏家たちは、同名の縁で、毎年の震災の日に献花を続けている。吉祥寺駅前で毎春開く音楽祭に大槌出身のトランペット奏者・臺(だい)隆裕さん(24)も呼ばれるようになり、同町に音楽ホールを造る運動を続ける父の隆明さん(57)が仲介して、ギタリストや歌手らが無報酬で来た。

 音楽祭のオリジナル曲「吉祥寺で逢(あ)いましょう」などポップス10曲を演奏した。大槌に物資を届けに来た経験もある有志のリーダー持田浩嗣さん(51)は「大槌バージョンの詞もできれば。最初は音楽の無力さを感じたが、今ならできるはず」と話す。

 演奏前には和田アキ子さんや倖田來未さんらのコーラスをするMOMOCOさん(58)が、地元の合唱団に歌唱指導をした。今回、東京・吉祥寺周辺の商店が出資してPRチラシを製作してくれた。隆明さんは「これをきっかけに、吉祥寺つながりで人の交流を深めたい」と話していた。

 (東野真和)