[PR]

◆道の駅・犬挟

【八犬伝ゆかりの地 観光強化へ】

 鳥取県倉吉市が、道の駅「犬挟(いぬばさり)」(同市関金町山口)にドッグランを整備するため、ふるさと納税サイトを通じたクラウドファンディング(CF)で寄付を募っている。「犬挟」の名前にちなみ、ペットツーリズムの拠点の一つにすることで、愛犬家の市民や旅行者に足を運んでもらい、中山間地の活性化につなげるのが狙いだ。

 道の駅は岡山県境に近い山あいの国道313号犬挟峠道路に1998年に開業し、ワサビなど特産品や地元の野菜、わさびマヨネーズなどオリジナル加工品の直売が売りだ。だが、市商工観光課によると、年間利用者は2007年の約15万3千人から18年は半分以下の約7万4千人に減っている。

 新しい魅力として、市が着目するのがペットツーリズム。倉吉は「南総里見八犬伝」ゆかりの地で、恒例の「里見時代行列」では犬用のワンワン甲冑(かっちゅう)をまとって歩く犬が人気を集めるなど、犬と縁がある。

 同課によると、ドッグラン(約400平方メートル)は、指定管理者として道の駅を運営する第三セクター「せきがね犬挟観光株式会社」が整備して10月ごろオープンの予定。市内の動物病院や、ペットと泊まれる関金温泉の施設、関金地区のキャンプ場とも連携し、一帯をペットと安心して旅行を楽しめる観光エリアにしたいという。

 同市が昨年度に受け入れたふるさと納税の寄付額は約6億1300万円と過去最高。ドッグラン整備の取り組みを広く知ってもらおうと、ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」で使い道を限定したCF(https://www.furusato―tax.jp/gcf/599)を活用することにしたという。目標金額は100万円で、工事費の補助金やペットツーリズムの普及啓発費にあてる。期間は10月末まで。(斉藤智子)