時代に求められる図書館を CFで資金調達
認定NPO法人「高知こどもの図書館」(高知市)が、「ウィズコロナ」の時代に求められる図書館への道を模索するため、広く募金を呼びかけるクラウドファンディングを始めた。12月11日まで。
新型コロナウイルスの感染拡大で休館を余儀なくされたり、再開しても「密」を避けるため、子どもたちが来館をためらったりしたことから、同館は「行けなくても訪ねられる図書館」を目指して、ホームページを抜本的に作り直すことを企画した。
読み聞かせなどの催し、読書ボランティア養成講座のお知らせを告知する来館を前提にした従来型サービスだけでなく、子どもの本専門図書館ならではの情報を発信するウェブサイトに一新する計画だ。
「赤ちゃんと一緒に楽しめる絵本は?」「こどもの図書館には、どんな本があるの?」。そんな疑問に優しく答え、同館に来られなくても最寄りの図書館で本を借りて読むきっかけをつくり、「図書館の窓口」になることを目指すという。
クラウドファンディング(https://readyfor.jp/projects/kochichildrenslibrary)で250万円を集められれば、来年5月に新サイトを立ち上げる予定だ。問い合わせは同館(088・820・8250)へ。(冨田悦央)
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