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 自動車部品大手タカタ(東京)製造のエアバッグが衝突時に破裂し、金属片が飛び散ってけがをする恐れがあるとして、ホンダとホンダのタイ法人は13日、乗用車「ザッツ」「フィットアリア」の2車種、計7万797台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。

 2002年1月~08年1月の製造分が対象。エアバッグは衝突時、瞬時に発生するガスによって膨らむ。国交省によると、タカタが米国工場で製造したガス発生剤の湿度管理が悪く、異常燃焼する恐れがある。

 マレーシアで今年7月、ホンダの乗用車のエアバッグが追突事故で破裂し運転手が死亡。ホンダは今回、製造工程が同じエアバッグの搭載車をリコールした。欧州やアジアでの販売分を合わせると事故の恐れのある車は約17万台に上る。国交省は同じガス発生剤を使う車が他社にないか調べている。タカタの高田重久会長は「リコールに全面的に協力し、再発防止に取り組む」とする談話を発表した。

 タカタ製エアバッグの破裂を巡っては、米国でも死亡事故が2件発生。同様の事故の恐れがあるとして昨年4月以降、日本で10社の約242万台がリコールされ、海外分を含めると対象は約1千万台以上に上る。

 ■欠陥隠蔽を否定 タカタ「事実誤認」

 タカタは13日、同社がエアバッグの破裂の兆候を示す社内試験の結果を隠蔽(いんぺい)していたと報じた米ニューヨーク・タイムズ紙の6日付の記事について、「重大な事実誤認にもとづくものだ」と反論した。タカタによると、記事の2004年の実験は別件の不具合を調べるためのもので、採用する自動車メーカーは同年末にリコールを届け出たという。

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