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 ◇政府(せいふ)が国民に割りふる番号(ばんごう)。年金(ねんきん)や税金(ぜいきん)の情報(じょうほう)つなぐ

 コブク郎 来年から「マイナンバー」が始(はじ)まるの?

 A 政府(せいふ)が国民一人ひとりに割りふる12ケタの番号(ばんごう)のことだ。正式(せいしき)には、社会保障(しゃかいほしょう)・税(ぜい)番号(共通〈きょうつう〉番号)という。今年10月から、自分の番号が書かれた紙が、自宅に簡易書留(かんいかきとめ)で届(とど)くよ。

 コ 何の番号なの?

 A 自治体(じちたい)や税務署(ぜいむしょ)、年金事務所(ねんきんじむしょ)など、さまざまな行政関係(ぎょうせいかんけい)の窓口(まどぐち)が別々(べつべつ)にもっている同じ人についての情報(じょうほう)を、一つに結(むす)びつけるんだ。この番号があれば、その人が年金などの保険料(ほけんりょう)や税金をどれだけ納(おさ)めているか、年金をどれだけ受け取っているかといったことが、わかるようになる。

 コ なぜ必要なの?

 A 一人ひとりの収入や社会保障の状況(じょうきょう)をつかむことで、本当に助けが必要(ひつよう)な人に手をさしのべられるようにするのが政府の目的だ。税金逃(のが)れをチェックしやすくするねらいもある。

 コ カードもあるの?

 A 来年から、暮(く)らしている市町村に申請(しんせい)すれば、顔写真(かおじゃしん)つきICカードが無料でもらえる予定だ。義務(ぎむ)ではないが、政府は「本人確認の身分証明書(みぶんしょうめいしょ)になるので、なるべく申請を」としている。2017年からはカードを使い、家のパソコンからネットで自分の情報が確認(かくにん)できるようになる。

 コ ほかに何ができる?

 A ネット上の個人ページからは、日本年金機構(にっぽんねんきんきこう)や国税庁(こくぜいちょう)のサイトにも同時ログインして、税金の電子申告(でんししんこく)などができるようになる見通しだ。年金や児童手当(じどうてあて)を受けとる手続きなどで、添付書類(てんぷしょるい)を求められる手間が減るメリットもあるよ。

 コ でも、個人情報の流出(りゅうしゅつ)や悪用(あくよう)が心配だなあ。

 A 政府は情報を1カ所に集めず、分散(ぶんさん)させたまま暗号(あんごう)でつなぐシステムにする予定だが、不安は残る。政府の1月の世論調査(よろんちょうさ)では、約3割がマイナンバーの存在(そんざい)を知らなかった。もっと広く知ってもらう必要があるね。

 (吉川啓一郎)

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