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 江夏豊(66)は、プロ野球選手の引退には2種類あると言う。「まだやれるのに」とファンに惜しまれつつ去っていく「長嶋茂雄型」。もう一つは「いい加減やめろよ」と思われながら、自分が納得するまで続ける「野村克也型」だ。

 「俺は野村克也みたいにボロボロになるまでやると決めてたよ。でもな、野球を取られてしもたんや」

 1983年オフ、4球団目の日本ハムファイターズから西武ライオンズへトレードになった。待っていたのが、管理野球を標榜(ひょうぼう)し、西武を2年連続日本一に導いていた監督の広岡達朗(83)だ。

 「一匹狼(おおかみ)」の江夏と「管理野球」の広岡。水と油だ。ただ、この時期の江夏には、野球に前向きになるべき理由があった。「誰もやってない1千試合登板を達成するんが、俺の心の支えやった」。プロ18シーズン目の開幕を前に、残り191試合となった大記録を見据えていた。

 広岡は口を開けば、「練習中は帽子をかぶれ」「ストッキングをきっちり履け」……。思わず江夏は「俺らは学生野球やないぞ」と文句を言った。

 そして、江夏は極めつきの“事件”を記憶している。84年5月の大阪遠征中、球団幹部も参加し…

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