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 ◇支える

 深夜2時半。玄関をたたく音で目が覚めた。

 「近所で何かあったのか」。慌てて跳び起きて扉を開けた。一瞬、目を疑った。自室で寝ているはずの母(88)が、ライトを手にした警察官に挟まれて立っていた。花柄のパジャマにサンダル姿。身長147センチの体を小さく丸め、うつむいていた。

 前橋市の後藤京子さん(66)の母はるのさんの徘徊(はいかい)がこの日から始まった。2012年夏のことだ。

 いくつか兆しはあった。料理上…

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