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 深みのある人間ドラマと宿命的な戦い――。テレビアニメの名作として語り継がれる「機動戦士ガンダム」の作品世界を紹介する「機動戦士ガンダム展」が7月18日から東京・六本木の森アーツセンターギャラリーで開かれる。地球連邦政府に対し、ジオン公国が独立戦争を挑む筋書きの中で、双方が開発したモビルスーツ(パイロットが操る人型兵器)の原画や登場人物のキャラクターデザイン、アニメの原画など、クリエーターたちの熱量が伝わる制作資料1千点超を展示する。特設シアターでの新作映像、ガンダムシリーズの代名詞とも言える精巧なプラモデル(ガンプラ)を使った展示も交え、その内容は質、量ともに前例のない規模だ。物語を生み出した富野由悠季総監督に制作にまつわる思い出と、今に続くガンダムに込められたメッセージを聞いた。

 ■原画のすごさ、現物で見て

 ――展覧会の見どころの一つは、キャラクターデザインと作画監督を務めた安彦良和さんの原画です。

 本人に自覚はないようだけど、天才です。当時の彼の鉛筆画は美術館に飾るレベル。描かれた人物が醸し出す空気感、みずみずしさ、皮膚の温かみや匂いまで感じさせるし、次の動作を予感させる「動き」が一枚の絵に入っている。なおかつ、物語の中で要求されている芝居を正確に表現している。限られた時間の中で、膨大な量の絵をこのレベルで描いた。

 映像やセル画では均質な線になってしまうが、原画の勢いのある生の線を現物で見れば、すごさが分かると思う。でも世の中は平凡な人がほとんどだから、本当に分かるのは100人のうち1・8人くらいかな? 僕も「平凡な人」の一人だった。「ガンダム」制作中、彼の絵を机に積み上げて、たまったら捨ててた。見る目がなかったし、消耗品だと思っていた。恐ろしいことに、もっとうまい絵描きと出会えるだろうなんて思ってもいた。後になってすごさに気づいた。

 だから展覧会に来るあなたには、すごさが分かる方の人間になってほしいんです。そして、マネできるんだったらしてごらん。

 ――メカデザインを担当した大…

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