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 巨大ヒグマ「袈裟懸(けさが)け」による惨事を目の当たりにし、生涯を熊撃ちに捧げた男がいた。討伐隊が本部を置いた家の息子、大川春義さん(故人)だ。集落に運ばれてきた死骸を春義少年は大人に交じって何度も棒でたたき、弔いの「熊百頭退治」を誓った。けが人を含め犠牲者は10人、1人につき10頭。21歳で猟銃を手にし、46年後の1977年5月に悲願を成就した。

 その夏、事件現場に近い三渓神社に熊害(ゆうがい)慰霊碑を建て、命を奪われた7人の名を黒御影石に刻んだ。碑文には「子供心にも惨事の再来を防ぐ為(ため)、一生を賭して熊退治に専念し、以(もっ)て部落の安全を維持するは己れに課せられたる責務なり」とあり、小さな胸に刻んだ決意がにじんでいた。

 慰霊碑の建立から4年後、フリ…

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