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 ■Reライフ 人生充実

 脳梗塞(こうそく)で倒れた父が退院するというのですが、入院中に「要介護3」の認定を受け、まだリハビリが必要です。突然の介護生活に戸惑っています。

 介護生活は、病気をきっかけに突然始まることがあります。そこで、介護生活をイメージしてもらうため、この事例を想定した介護計画をケアマネジャーにつくってもらいました(図参照)。

 1週間単位で介護計画を見てみましょう。この例では、(1)週3回の「通所サービス」と(2)週2回の「訪問介護」、(3)週1回の「訪問看護」が盛り込まれています。

 訪問介護は自宅にヘルパーが来ます。この計画では火曜日と土曜日の午前9時から1時間程度となっています。着替えや食事の手伝いをしてもらう「身体介護」を受けます。身体介護は、身体の状況に応じて、おむつを替えたり体位を変えたりもします。地域などによって料金が変わりますが、30分~1時間の身体介護をすると、介護事業者には基本の料金で3880円が入ります。利用者は所得に応じてその1割(388円)か2割(776円)を負担します。これが20~30分なら2450円になります。

 独居などの場合には掃除やシーツの交換などの家事援助も受けられますが、この例のように介護認定を受けていない家族が同居している場合は、原則として受けられません。家事援助は身体介護よりも料金が安く、20~45分で1830円です。

 木曜日9時の訪問看護サービスは、看護師が自宅に来ます。血圧を測るなどの体調管理や、生活習慣に関する相談、栄養指導などをします。寝ている時間が長いと、床ずれができることがあるため、その手当てもします。介護保険を使う場合の基本料金は、1時間未満で8140円、30分未満で4630円です。

 通所サービスは家から出て介護施設で受けますが、「通所介護(デイサービス)」と「通所リハビリ(デイケア)」の2種類があります。

 デイサービスは日帰りの老人ホームのようなものです。レクリエーションを通じた機能訓練を受け、食事も出ます。要介護3の場合、7~9時間の利用で1回8980円(基本料金)なので、1割負担の利用者負担は898円となります。特別養護老人ホームに併設されている施設は、定員数も多く圧倒的に人気があります。一方、小規模なデイサービスには家庭的な雰囲気があります。

 デイケアは、病院などに併設されている施設に家から通ってリハビリを受けます。この計画では、週3日、デイケアに通います。基本料金は「要介護3」なら6~8時間の利用で1万220円(1割負担で1022円)です。デイサービスとデイケアでは500円(1割負担で50円)の追加料金で風呂に入れます。そこで、月曜と金曜は入浴サービスを受ける計画です。1週間の自己負担を計算すると、4756円(1割負担の場合)になりました。

 なお、8日付の本欄の図で、介護保険で買うと便利な介護用品として車いすを紹介しましたが、車いすを買う費用は介護保険からは出ず、借りることしかできません。また、4点杖と歩行器を介護保険で借りる条件を「要介護1以上」としましたが、「要支援1以上」の誤りです。申し訳ありませんでした。(全10回)

 (「介護情報館」館長 中村寿美子)

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