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 2020年にオリンピック・パラリンピックが開かれる東京を舞台に、だれもが参加しやすいウォーキング大会「ジャパンウォーク in TOKYO――オリンピアン・パラリンピアンと歩こう」が5月21日、江東区豊洲地区を主会場に開かれます。街や人の心の中にある「バリアー」に気づくきっかけになれば、というのが企画の出発点です。同時に、障害者スポーツの体験会も開催します。

 ■障害ある人もない人も楽しく

 ジャパンウォークは次のような特徴のあるウォーキング大会です。

 (1)障害のある人もない人も誰もが楽しめるウォーキングを目指します。

 (2)オリンピアン、パラリンピアンが一緒に歩きます。

 (3)バリアフリーに配慮したショートコースを設け、街や人の「バリアフリー」について考えるきっかけにします。

 (4)同日開催の障害者スポーツ体験会を通じ、パラリンピック種目などへの理解を深める機会とします。

 (5)大勢のボランティアが大会を支えます。スポーツボランティアの育成も目的の一つです。

 大会を通じて、平和やフェアプレーなど五輪憲章に書かれた理想を追求する活動「オリンピックムーブメント」の推進や、「共生社会」の実現を目指しています。

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 競泳男子でパラリンピック金メダル5個の河合純一さん(40)、体操女子の2012年ロンドン五輪代表の田中理恵さん(28)が、ジャパンウォークに参加します。大会への期待を語ってもらいました。

 ■バリアフリー、考える契機に 競泳でパラリンピック金5個、河合純一さん

 歩く人同士が感じるつながりや共感。これこそウォーキングの良さだと思う。街を歩けば、車や電車で通るのとは違った景色を眺めることができ、空気やにおいも感じられます。マラソンではなかなか周囲の人たちと、見たものや感じたことで会話をすることはできませんが、ウォークではお互いに語り合うことができます。まさに人と人がつながるコミュニケーションツールとして、こうした取り組みがさらに広がっていけばいいなと思います。

 僕もウォークに参加します。本当は泳ぐことが得意なのですが、2020年東京オリンピック・パラリンピックの会場となる場所の近くを、皆さんと一緒に歩くのを想像するだけで、ワクワクしてきます。楽しみ方は人それぞれで、海沿いを歩きながら海風を感じたい、ゴール後の達成感を味わいたいという人もいるでしょう。秋に同じ場所を歩いたらどんな感じになるのだろうと思いを巡らせながら歩くのも、一つの楽しみ方です。障害のある人もない人も同じ空間、時間を共有して、一緒に汗を流す。いいじゃないですか。

 障害のある人には、積極的に声を掛けて下さい。何をお手伝いすればいいのかと躊躇(ちゅうちょ)する人もいますが、正しいやり方なんてありません。困っているかもしれないから手を差し伸べる、その発想でいいんです。子どもたちもウォークを通じて、障害のある人への接し方だけでなく、街のバリアフリーについて何かを考え、目を向けるきっかけにしてもらえれば、うれしいです。

     *

 かわい・じゅんいち 1975年、静岡県浜松市生まれ。先天性ブドウ膜欠損症で左目の視力がなく、中3で右目の視力も失う。5歳で水泳を始め、92年バルセロナ・パラリンピックから6大会連続出場。金5個を含む計21個のメダル獲得は日本人選手最多。日本身体障がい者水泳連盟、日本パラリンピアンズ協会の会長を務める。

 ■心を一つにして、笑いながら ロンドン五輪体操代表、田中理恵さん

 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の理事になってから、障害者スポーツを体験したり、選手から話を聞いたりする機会が増えました。

 車いすバスケットでは、下半身が使えないと、こんなにもボールが飛ばないのかと驚きました。現役時代は幅10センチの平均台の上で宙返りをしていたので、バランス感覚には自信がありますが、ブラインドサッカーを体験した時はまっすぐ歩くことすら恐怖でした。一方で、生まれつき両足がない水泳選手は体幹が大事だと聞き、体操も同じだと感じました。また、パラリンピックを目指す選手たちのストイックさ、試合に向けた精神コントロールの仕方などは五輪を目指す選手と何も変わらないことを知りました。

 2020年に向けて、駅のエレベーターが足りない、障害者用トイレを健常者が使って障害者が使えないことがある、といった課題は組織委員会でも話し合っています。ただ、体験したり、話を聞いたりしてみないと分からないこともあります。日本人にはおもてなしの心、助けようという気持ちがあります。知識や経験があれば、ためらわずに障害者のサポートができるようになると思います。

 私もジャパンウォークでは障害者の方と楽しく、心を一つに、笑いながら歩きたいというのが一番ですが、一緒に歩くことでバリアフリーが必要な場所を見つけられるかもしれません。意見や要望を聞く役割も果たしたいです。

     *

 たなか・りえ 1987年、和歌山県生まれ。6歳で体操を始める。2010、11年の世界選手権代表。25歳で12年ロンドン五輪に出場した。同五輪では兄の和仁、弟の佑典との「3きょうだい出場」で話題となった。両親も元体操選手。13年に現役引退。東京オリンピック・パラリンピック組織委員会理事を務める。日体大助教。

 ■パラ競技、やってみよう ブラインドサッカー、車いすバスケ、シッティングバレー

 パラアスリートとパラ競技を体験してみませんか――。豊洲地区のフットサル競技場「MIFA Football Park」でブラインドサッカーの、江東区立豊洲西小体育館では車いすバスケットボールとシッティングバレーボールの体験会があります(参加費無料。ただし、申し込みが必要)。各種目のパラアスリートが参加します。その他、車いすマラソンなどで使用する「レーサー」という競技用車いすの試乗ができる場も用意します。

 最新技術や装置を使って運動が苦手な人も楽しめる「超人スポーツ」(雨天中止)も。大きなボールの中に入った人がぶつかり合うバブルジャンパーの実演や、ほかの種目の体験会もあります。

 ■大会概要

 <開催日> 5月21日(土)

 <会場> 発着場所は東京都江東区豊洲6-1-1の「がすてなーに ガスの科学館」隣接緑地

 <参加人数> 両コース合わせて先着1500人

 <参加費> 事前申し込み1000円(締め切り5月2日)

 ※空きがある場合は当日申し込みを受け付けます(1500円)。

 ※中学生以下無料。ただし、申し込みは必要です。

 <受付時間> 午前9時~10時30分

 <出発式> 午前9時45分

 <スタート時間> 午前10~11時

 <ゴール時間> 正午~午後3時

 <申し込み方法> 5月2日までにインターネット(http://spoen.net/65029別ウインドウで開きます)か電話申し込み(0570・550・846 平日午前10時~午後5時半、ガイダンスに従って1を押してください)。小学生以下は保護者の同伴、介助者を必要とする方は介助者の同伴が必要です(同伴者は参加費が必要)。

 お問い合わせ 「ジャパンウォーク」エントリー事務局(0120・711・951 平日午前10時~午後5時半)

 ■大会公式ホームページ

 http://t.asahi.com/j65p別ウインドウで開きます

 ■大会公式フェイスブック

 www.facebook.com/japanwalk.jp/

 <主催> ジャパンウォーク実行委員会(セコム、日本航空、日本生命、NTT、野村ホールディングス、みずほフィナンシャルグループ、三井不動産、朝日新聞社)

 <協力(申請中)> 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組  織委員会

 <後援(申請中)> スポーツ庁、東京都、江東区、中央区、江東区教育委員会、日本オリンピック委員会、日本障がい者スポーツ協会日本パラリンピック委員会

 <運営協力> 日本ウオーキング協会、日本ケアフィット共育機構

 <施設協力> がすてなーに ガスの科学館、MIFA Football Park

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