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 ■セーフアウト

 きわどいコースの球をファウルで逃げ、西武のメヒアは甘いボールを待ち続けた。

 三回2死満塁。10球目、高めに浮いた変化球をとらえた。鋭いゴロが三塁線を抜け、走者一掃の適時二塁打に。この日の打順は5番。前日の3番から下がっていた198センチの大男は、こう言った。「粘り強くいった結果、走者をかえせてよかった」。五回には2点本塁打、七回に適時打を放ち計6打点を挙げた。

 秋山から始まり、浅村、中村、メヒアらが並ぶ打線はリーグ屈指だ。その威力を自在に生かすため、今季はあえて打順を固定していない。1番秋山と4番中村を除くと、順番がくるくる変わる「猫の目打線」だ。この日も出塁率が高く、前日まで4試合連続複数安打の栗山を初めて3番で起用した。栗山は「選手は悩むのではなく、やるべきことを変わらずやればいい」。

 今季20試合目で、すでに打順の組み合わせは16通りを数える。現役時代にヤクルト・野村克也監督の下でプレーし、「ID野球」を学んだ橋上作戦コーチの考えによるものだ。対戦投手との相性などから、選手を選び、打順を組み替えている。

 一方、うまくはまらなければ、全体的なつながりが生まれない「デメリット」もある。前日までの6試合は、15得点で1勝5敗。悪い流れを断ち切る大勝に、田辺監督は「何とか打線が機能してくれた」と胸をなで下ろしていた。

 (遠田寛生)

 

 【西武】      打  安 点 本    率

<中> 秋山     4  1 1(1).303

<二> 浅村     4  0 0(1).182

<左> 栗山     3  1 0   .333

 左  熊代     0  0 0   .333

<指> 中村     4  2 0(2).303

<一> メヒア    4  3 6〈4〉.325

 走一 渡辺     1  0 0   .300

<右> 坂田     3  0 1(1).258

 走右 田代     0  0 0   .250

<捕> 炭谷     5  0 0   .242

<三> 鬼崎     3  1 1(1).270

<遊> 金子侑    3  2 0   .211

振 球 犠 併 残  :  : :

7 6 3 0 7 34 10 9   .268

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 【日本ハム】    打  安 点 本    率

<遊> 中島     4  0 0   .315

<二> 田中賢    4  1 2   .284

 捕  米野     0  0 0      ―

<右> 近藤     3  1 0(1).304

<一> 中田     4  2 0(3).321

<指> 大谷     3  0 0(2).294

<三> レアード   4  0 0(5).244

 二  松本     0  0 0   .250

<左> 西川     4  1 0(2).213

<中> 谷口     3  0 0   .216

 中  石川慎    1  0 0   .063

<捕> 市川     2  0 0   .214

 打  陽岱鋼    1  0 0   .239

 二三 大累     1  0 0   .000

振 球 犠 併 残  :  : :

9 3 0 0 8 34  5 2   .257

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   投手 回  打 安 振 球 責

<勝>野上 7 30 5 7 3 2

   小石 2  7 0 2 0 0

------------------

<敗>中村 5 24 6 5 3 5

   鍵谷 2 12 4 2 2 4

   榎下 2  7 0 0 1 0

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<二>メヒア 秋山 中村(西)鬼崎 田中賢

<盗>西川(6)

<失>鬼崎2 中島

<暴>小石

3時間3分

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