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 旅行大手JTBは14日、旅行・宿泊予約サイトを運営する子会社「i.JTB(アイドットジェイティービー)」のサーバーに不正アクセスがあり、最大で約793万人分の個人情報が流出した可能性がある、と発表した。電話番号やパスポート番号が含まれる。警視庁は不正アクセス禁止法違反などの疑いもあるとみて調べる方針。▼39面=不備認める

 JTBによると、流出の恐れがあるのは、2007年9月~16年3月に「JTBホームページ」「るるぶトラベル」「JAPANiCAN」の各サイトや、NTTドコモの「dトラベル」などの提携サイトで、JTB商品を予約した顧客の情報。氏名、性別、生年月日、電子メールアドレス、住所、郵便番号、電話番号、パスポートの番号と取得日が含まれていた。ただ、パスポートの情報のうち、現在も有効なのは約4300人分だという。予約した旅行の内容やクレジットカードの情報はなかったという。

 今年3月にi.JTBの社員が、取引先の航空会社を装ったメールの添付ファイルを開いてパソコンがウイルスに感染。ほかにパソコン5台とサーバー2台に感染が広がった。一部のサーバーに海外から不審なアクセスが来るようになったため遮断。別のサーバー内で外部からの侵入者によりデータファイルが作成され、その後削除されていたことが分かり、5月13日にそのファイルに793万人分の顧客情報が含まれていたことが判明したという。

 高橋広行社長は会見で「ご迷惑、ご心配をおかけした」と謝罪した。いまのところ悪用の報告はなく「流出の事実は確認されていない」(金子和彦取締役)とした。JTBへの問い合わせは専用フリーダイヤル0120・589・272(午前9時~午後8時半)。