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 政治家と一緒に、東京の繁華街を歩いたことがある。彼は道行くお年寄りや年配の店主に、親しげに挨拶(あいさつ)していた。

 だが彼は、若い店員とは会話しなかった。その理由は、「彼らは店に通勤してきているだけだから」だった。

 確かに、選挙区に定住している年配者は票になりうるが、通勤で街に来ている若者は票にならない。いつ移住するかわからない賃貸住宅住まいの子育て世代に会うより、地元の年配者が集まる冠婚葬祭に行く方が効率的だろう。

 ある自民党元都議はこう言う〈1〉。「任期中にどういう議会活動をし、実績を残したか」は「次の選挙での当落にはまったく関係ありません」。「では、何が大事なのか。地元の行事や冠婚葬祭に出席するかどうかなのです」。

 そこでは政策の知識は関係ない。他の先進国と違い、日本では学歴の低い人の方が、学歴が高い人より投票率が高かった〈2〉。地域や組織の「縁」で投票する人は、低学歴の年配者に多いからだ。そして高学歴の若い世代は、こうした政治から疎外され、棄権が多くなる。

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