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 開場50周年を11月に迎える国立劇場(東京都千代田区)は、歌舞伎や人形浄瑠璃文楽などの古典作の通し上演や復活上演に取り組む一方、日本の伝統芸能の担い手の養成にも力を入れてきた。使命とはいえ、正統的な古典芸の精髄を支える存在だ。古典を知るものは前衛を知るのか、先鋭的作品を生み出す側面もある。足跡を振り返った。

 国立劇場の大劇場(約1500席)では主に歌舞伎や日本舞踊、小劇場(約500席)では雅楽や声明、文楽、京舞・上方舞、邦楽、民俗芸能などを上演している。運営する日本芸術文化振興会の傘下には他に国立演芸場、国立能楽堂、国立文楽劇場(大阪)、国立劇場おきなわ(沖縄)、新国立劇場がある。新国立劇場を除く伝統芸能に関する今年度予算は約98億円だ。

 重要な役割の一つは伝統芸能伝承者の育成だろう。

 「腹から声を出さなきゃダメ」…

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