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 ■「私」を表出、息のむ生々しさ

 『地鳴き、小鳥みたいな』は小説で、『試行錯誤に漂う』は随筆。括(くく)りとしてはそうだが、ふたつはともに響き合う。

 『地鳴き』に物語はなく、エピソードと随想の合体に近い。「。」で区切るところを「、」を打ってぐねぐねとつづける文体は、初めは奇妙に感じたが、エピソー…

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