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 自伝といえば、渾身(こんしん)の1冊を晩年に出すのが常識的な線だろう。童話作家アンデルセンは違った。20代で取りかかり、40代早々で刊行した。「私の生涯の物語が私のすべての作品の最上の注釈となるだろう」。みなぎる自己顕示欲に驚く▼不遇な少年時代を送ったせいだろうか。靴職人の父を11歳で失い、13歳…

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