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 「平成」が終わるとされる2019年を、くしくもディストピア(反理想郷)の舞台に描いた二つのSF作品が昭和の末にヒットしていた。リドリー・スコット(79)の「ブレードランナー」と大友克洋(63)の「AKIRA」だ。

 「何年生きられる?」

 植民惑星から脱走したレプリカント(人造人間)のリオンは2017年4月10日生まれ。寿命を「4年」と告げられ、息をのむ。

 1982年公開の映画「ブレードランナー」は、2019年の米・ロサンゼルスが舞台だ。スモッグに煙る過密都市。高層ビルの大画面で和服姿の女性がほほえみ、日本語のネオンが光る。監督のスコットはこの未来社会を新宿・歌舞伎町の夜景から着想した。

 「ブレードランナーの未来世紀」の著書がある米国在住の映画評論家、町山智浩(55)は「現有の建築が朽ち果てた末の混沌(こんとん)とした都市像は、科学技術への懐疑が広がった社会で説得力を持った」と分析する。

 公開時、スコットは「いくつか…

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