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 夜「仮名手本忠臣蔵」五、六段目。仁左衛門の勘平は、浅葱(あさぎ)の紋服が似合う美丈夫という以上に、律義な性格が際立っている。舅(しゅうと)を殺して亡君の仇(あだ)討ちに加わる金を調達したと疑われ、申し開きが立たずに腹を切る。

 勘平は夜前出会って金を渡した千崎弥五郎(彦三郎)の訪問を待っている。そ…

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