(古典百名山:18)ギュスターヴ・フローベール「ボヴァリー夫人」 桜庭一樹が読む

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 ■破滅へ導く、不倫?読書?

 「ボヴァリズム」ってご存じですか?

 本書の主人公、ボヴァリー夫人から生まれた言葉。「物語の影響を受けすぎて実際よりドラマチックな人生を夢想してしまう」ことを指している。って、こりゃ耳が痛いなぁ……。

 フランスは長らく貴族社会だった。だから小説も、貴族らしい建前を冷…

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