(書評)『熱帯雨林コネクション マレーシア木材マフィアを追って』 ルーカス・シュトラウマン〈著〉

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 ■賄賂と乱伐、悪魔からの贈り物

 ――楽園があった。名はサラワク。ボルネオ島北西部の豊かな森で、人びとはサゴヤシの樹(き)からデンプンを採り、吹き矢で鳥を狩って暮らしていた。

 楽園のほとりに悪魔が生まれた。名はタイブ。貧しい大工の息子の彼は、小さな偶然でサラワク州の大臣となり、より大きな権力が欲…

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