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 新しいアイデアを形に、受け継がれてきた伝統を記録に――。朝日新聞社のクラウドファンディングサイト「A-port(エーポート)」は、思いを共有できる企業と協力して新たな取り組みを始めました。「誰もが等しく挑戦でき、応援できる社会」を目指し、A-portはこれからも夢に挑む人たちのための場を提供し続けます。

 ■《with ANA》2サイト同時「挑戦支える翼に」 普段使える防災グッズ

 今月18日、「あなたの日常に防災をプラスする」をテーマにしたアイデア防災グッズのクラウドファンディング8案件=表=が一斉にスタートした。全日本空輸(ANA)が運営するクラウドファンディングサイト「WonderFLY(ワンダーフライ)」とA―portの共同企画で、二つのサイトで同時に資金調達に挑戦している。

 アイデア提案者の一人、june(ジューン)ことデザイナーの菅井麻絢(まあや)さん(28)は、緊急時にソーラーパネルとしてスマホの充電ができるケース「reimee(レイミー)」を考案した。6年前、福島県の中通りで東日本大震災を経験。ビルが崩れてしまうような被害でしばらく動けずにいた。同じころ、以前住んでいた地域は津波に襲われていた。「そこに住んでいて動かずにいたら、自分も死んでいたかもしれない。適切な情報が得られるかどうかが生死を分ける」と感じたことが原点という。

 女性向け下着の制作・販売会社ファンクションの本間麻衣さん(40)は、緊急時に洗濯に使えるバッグ、洗剤、下着のセット「レスキューガイズ」を提案。女性向けはすでに製品化していたが、今回は新たに男性向けを開発した。「避難所に洗濯ボランティアがいても『下着は自分で洗いたい』という人は多く、『男性向けはないの?』と聞かれることもあった。一緒にいる家族や恋人にも役立つはず」と説明する。

 今回の8案件は、7~9月にANAがアイデアを募り、集まった114件の中から選ばれた。受賞者は各100万円の賞金を元に試作品を作り、クラウドファンディングに臨んでいる。目標額が達成できたかどうかは、両サイトで集まった資金を合計して判断する。クラウドファンディングでは異例の試みだ。

 ANAの新規事業を担うデジタル・デザイン・ラボでWonderFLYを担当する梶谷ケビンさん(33)は昨年1月、新規事業として後輩とクラウドファンディングを提案した。「日本製はクールだという印象が薄れているが、主要部品に日本の技術を使っているスマホなども多く、イノベーティブなものはある」との思いで、研究所やベンチャー企業にお金が回る仕組みを作りたいと考えたという。同10月にサービスを開始し、日本酒や温泉などのテーマで提案を募ってきた。

 「ANAもヘリコプター2機から始まり、多くの人に支えられてきた。『挑戦する人の、翼になる』という思いで、今度は我々が挑戦する人を支えたい」

 A―portの特設ページは、https://a-port.asahi.com/partners/wonderfly/別ウインドウで開きます

 (伊勢剛)

 ■資金調達中のアイデア防災グッズ8案件

 <みまもりレシート> スーパーなどの買い物で渡されるレシートの裏面を活用。いざというときに役立つ知識をイラスト入りで分かりやすく説明した「防災100のコト」を印刷している。毎日の暮らしの中で目にしてもらうことによって、防災意識の向上を目指す。

 <First Aid Shirt(ファーストエイドシャツ)> 災害時や出先で思わぬけがをしたとき、応急処置ができるTシャツ。ボーダー柄のように見える部分に包帯が縫い付けられ、必要なときに簡単に取り外せる。救急用具としての機能とともに、デザイン性にもこだわっている。

 <防災観光ふろしき> 普段から持ち歩けるふろしきと防災マップを組み合わせ、災害時に役立ててもらえるようにした。避難時の目印と観光・歴史資源を同時にチェックできる「防災観光ルート」を掲載し、町歩きをしながら防災意識を高められるようになっている。

 <レスキューガイズ> 洗濯や洗濯物干しに使えるバッグ、男性向け下着、洗剤のセット。すでにあった女性向けに続いて、新たに開発した。バッグを使うと、少ない水で洗濯をしたり、外側から見えないように下着を干したりできる。旅行やアウトドアにも使える。

 <SUI+(スイト)> 災害時の脱水症状や熱中症を予防するための製品で、日ごろは普通の水筒として使える。体内で吸収されやすい「経口補水液」が作れるよう、必要な砂糖と塩の分量がはかれるようになっており、下痢や発熱の際の脱水症状を改善できるという。

 <ルミナスアシスト> スマホの着信を光って知らせる直径2.7センチのデバイス。着信音が聞きづらいシニア層が身につければ連絡が取りやすくなり、本人も家族も便利で安心。自治体などが支給する見守り用QRコードのシールが貼れ、緊急時の早期対応にも役立つ。

 <reimee(レイミー)> 普段は眼鏡やペンを入れるケースとして使い、緊急時にはソーラーパネルとして、スマホなどの充電ができる。パネルを内側にすることで、デザイン性を高めた。ケーブル、バッテリーは2個ずつ収納し、2人で一緒に使うこともできる。

 <赤ちゃんのための防災マザーズバッグ> ミルクや水、お尻ふきなど、赤ちゃんが災害時に必要なものを収納。バッグはベビーベッドにも変形し、避難所でも赤ちゃんが寝る場所を確保できる。成長にあわせて、中身が簡単に入れ替えられるようにも工夫している。

 ■《with スカパーJSAT》メディアの強み結集 秩父夜祭を4Kで記録

 衛星放送を中心とする大手映像メディア「スカパーJSAT」と朝日新聞社は共同で、クラウドファンディングサービス「KOKOLOCK(ココロック)」をスタートした。1号案件はスカパー自身が起案者となり、来年2月まで、ユネスコ無形文化遺産の一つである「秩父夜祭」を高画質の4K映像で記録するプロジェクトに取り組む。

 秩父夜祭は埼玉県秩父市にある秩父神社の例大祭。京都の祇園祭、岐阜・飛騨の高山祭とともに日本三大曳山(ひきやま)祭りの一つとされる。昨年12月、全国に33ある「山・鉾(ほこ)・屋台行事」の一つとしてユネスコ無形文化遺産に登録された。華やかな屋台や山車、冬空を彩る花火で知られ、今月3日の祭りも約30万人が訪れた。

 記録プロジェクトをとりまとめる小池秀樹チーフプロデューサーは「CS放送らしく、神事のアタマから最後まで全体をそのまま見せる、他では見られないものにしたかった」と話す。

 山車や屋台は各地区にばらばらにあるため、カメラ5台を使用。延べ約20時間分の映像が撮れた。約30分間の番組に編成し、来年3月ごろに有料放送サービスで流すほか、秩父市に寄贈する予定だ。クラウドファンディングの支援者には、金額に応じてエンドクレジットにプロデューサーとして名前を入れたり、番組を収録したブルーレイディスクを送ったりする。

 33もある「山・鉾・屋台行事」の中から秩父夜祭を選んだのは、小池さんが秩父出身で、地元の人に喜んでもらいたいとの思いがあったからだ。4Kなら夜の映像を鮮明に撮れることも理由だった。

 スカパーは今回のプロジェクトをモデルにして、残る32の祭りについても映像化を考えている。A―port内にココロックのページを開設し、今後は起案者も広く募る方針だ。

 森裕樹・新規事業推進部長は「A―portと組むことでお互いのメディアが持っている強みを生かし、広がりをもたせられると思う」と話している。

 (伊勢剛)

 ■起案者の熱い思い、ラジオでお届け

 東京・渋谷のコミュニティーFM局「渋谷のラジオ」(周波数87.6MHz、https://shiburadi.com別ウインドウで開きます)で毎月第2木曜午前10時から、A-portに掲載中のプロジェクトを紹介するコーナーを放送しています。挑戦中の起案者をゲストに招き、プロジェクトにかける思いを話していただいています。次回放送は来年1月11日の予定です。

 渋谷周辺にお住まいの方はFMラジオで、その他の地域の方もスマートフォンなどに公式アプリをインストールすることで聴くことができます。ぜひ起案者の生の声を聴いてみてください。

 ◇詳しくはサイト(https://a-port.asahi.com別ウインドウで開きます)で

 【支援に関するお問い合わせ】

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 電話  03・6869・9001(祝日を除く月~金曜の10~17時)

 【起案に関するお問い合わせ】 上記サイトから

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