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 先日、年若い友人が熊本市の療養先を訪ねてみえた。新聞社の水俣支局にいるうち働き盛りで早期退職をして、そのまま水俣に居着いてしまった人である。「最近、一緒に住むようになって」。かざして見せられた携帯電話から、「にゃあ」と声がした。赤茶色の虎猫の仔(こ)であった。

 もの心ついたころから、いつも近くに…

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