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 新幹線のぞみ34号(N700系、16両編成)の台車に破断寸前の亀裂が見つかった問題で、JR東海はこの台車と同じように鋼材が薄く削られたり、傷がついていたりした川崎重工業製の台車を年内にJR東海子会社の日本車両製造製に取り換える方針を決めた。不具合のない台車を使用している車両は使い続けるが、今後、川重から車両を購入する予定はないという。

 一方、同様に台車の交換を進めているJR西日本は川重を「信頼できるパートナー」として、これまで通り購入する予定。取引がある他の4社からも買い入れる。今回の問題に伴う交換費用は川重が負担する。

 東海道・山陽新幹線の台車の所有数は、JR東海が約4400台(133編成)、JR西が約2100台(83編成)で、そのうち川重製はそれぞれ約200台と約900台の計1100台に上る。

 のぞみ34号の重大インシデント発生後の調査で、両社は不良と判明した川重製の台車計161台について安全性を最優先して交換を進めている。JR東海は不良の49台のうち傷があった8台を予備台車と取り換え、鋼材の底面の厚さが設計基準(7ミリ以上)を大きく下回った14台も月内には交換を終える。残りの27台も年内に日本車両製の新品と交換する。

 JR東海はN700系改良型の「N700A」のほか、2020年度に導入予定の最新型「N700S」の車両(台車)について、いずれも日本車両と日立製作所で製造しており、川重製を購入する予定はないという。(波多野大介)

 <訂正して、おわびします>

 ▼9日付社会面の新幹線の車両をめぐるJR東海の対応に関する記事で、「不具合のない台車も交換時期に川重から他社の製品に切り替え、今後、川重から購入する予定はないという」とあるのは、「不具合のない台車を使用している車両は使い続けるが、今後、川重から車両を購入する予定はないという」の誤りでした。確認が不十分でした。

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