(古都ものがたり 鎌倉)井上ひさし、20年通った紅茶店 執筆の合間、日常に浸るオアシス
「井上ひさし先生、そこの席によく座っていました」
鎌倉市の「ブンブン紅茶店」店長、小木曽(おぎそ)栄(62)は厨房(ちゅうぼう)から、店内の木製丸テーブルを指さした。木製イスが5脚。指先のイスは、出入り口を背に、厨房の店長と顔を見合わせる位置にあった。
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紅茶店は、作家の井上ひさしが「鎌倉で2番…
「井上ひさし先生、そこの席によく座っていました」
鎌倉市の「ブンブン紅茶店」店長、小木曽(おぎそ)栄(62)は厨房(ちゅうぼう)から、店内の木製丸テーブルを指さした。木製イスが5脚。指先のイスは、出入り口を背に、厨房の店長と顔を見合わせる位置にあった。
紅茶店は、作家の井上ひさしが「鎌倉で2番…