[PR]

 「あの列車に乗らなかったら自分の人生が変わっていたかもしれない」

 人生の分かれ目となる瞬間。その象徴として「銀河鉄道999」を描いたのだと、漫画家の松本零士さん=写真=は語る。アニメや映画にもなり、昭和50年代にブームを起こした作品だ。

 高校卒業後、ほぼ画材だけを持って上京した。夕方5時半、夜行列車で小倉駅を出発。関門海峡でトンネルの闇をくぐりぬけ、再び空が見えたときは、「俺はついに旅立った」との思いを強くした。「999」で主人公が旅立つ場面にその印象が投影されている。

 福岡県久留米市生まれ。幼少期は愛媛県に疎開し、終戦後に小倉(現北九州市)に移り住んだ。小学校の学級文庫にあった天文学者・荒木俊馬の「大宇宙の旅」や、米兵が落としたコミックを読み、授業中にも漫画を描いた。

 80歳になった今年は、「999」の新作や舞台も公開された。「『999』も『宇宙海賊キャプテンハーロック』も『クイーン・エメラルダス』も、一つの同じ物語と思って書いてきた。これを全部まとめた作品を書いたら終わりなんですが、自分の生涯も終わりになってしまうから、まだ書きたくないんですよ」と現役を貫く。

 クラウドファンディングでは映像会社スカパーJSATが松本さんのドキュメンタリー番組を制作するための支援を募っている。番組は故郷のイベントなどで活用する予定だ。

 (伊勢剛)

 《目標額》150万円

 《特典例》9千円でドキュメンタリーのブルーレイ・ディスク(フルハイビジョン)、エンドロールに名前掲載など

 詳細は、http://t.asahi.com/q45u別ウインドウで開きます

 

 ■掲載中の注目プロジェクト

 ◇安室奈美恵 916運動~25年間の感謝を伝える全国プロジェクト~(8/20まで)

 http://t.asahi.com/q3wd別ウインドウで開きます

 ◇民主主義を未来につなぐプロジェクト 子どもたちが笑顔で学ぶ「学び舎」歴史教科書(7/17まで)

 http://t.asahi.com/q3wb別ウインドウで開きます

 ◇海底探査の国際コンペに挑戦。KUROSHIOとともに日本の底ヂカラを見せよう!(7/31まで)

 http://t.asahi.com/q3we別ウインドウで開きます

 ◇ダメかわいい元警察犬「きな子」の銅像建立(8/20まで)

 http://t.asahi.com/q3wf別ウインドウで開きます

 

 ◆朝日新聞社のクラウドファンディング「A-port」(エーポート、電話03・6869・9001、平日10~17時)のプロジェクトを紹介します。

こんなニュースも