(書評)『飛ぶ孔雀』 山尾悠子〈著〉

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 ■原初の火を怪物から守る物語

 文字を追っているだけで眩暈(めまい)がしてきそうだ。一読しただけでは筋がつかめないほど重層化した世界を舞台に、アルファベットやカナで記号化された男女や子どもが交互に姿をあらわし、押し寄せるイメージの群れと絡み合いながら、全体がゆっくりと機械仕掛けのように運動している…

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