(論壇時評)豪雨災害を機に 地方行政の単位、見直す時 歴史社会学者・小熊英二

有料記事

[PR]

 7月の西日本豪雨の被災地は、2005年の「平成の大合併」で隣接の自治体に編入されたところが多い。倉敷市真備町や東広島市河内町などがそうだ。広島市や岡山市も、周辺の山村を編入した巨大な広域市で、被災したのはおもに山あいの周辺地域である。

 三陸の津波被災地を調べた経験からいえば、広域合併は災害に様々…

この記事は有料記事です。残り2329文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
今すぐ登録(春トクキャンペーン中)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

春トク_2カ月間無料