[PR]

 ■犯罪の背景を分析して

 親が幼い子を虐待する。子はただ耐え、謝罪し、許しを乞う、そして命を落とす。どれほどつらく苦しかったろうか、どれほど悲しかったろうかと思う。なぜこのような犯罪が起きてしまうのか。家族が置かれた環境、親の生い立ち、取り巻く社会情勢など、犯罪に至る背景を取材し、原因を分析してほしい。もちろん、どんな理由があるにせよ親の行為を正当化することはできない。しかし、その原因を探っていくことが、犯罪を減らすことにつながると思う。

 (宇津明範 57歳 静岡県)

 ■周囲の支援、もっと詳しく

 幼児虐待の記事を見るたびに胸が痛くなる。正直子供を虐待する親の気持ちを理解することができない。つらいニュースではあるが、個人的にはもっと積極的に報道してほしいと思う。その記事を見ることで、虐待を自覚できていない親が気付いてくれるかもしれない。また、どうしても育てることができない親に対しては児相ができることや、周囲の人たちがどのようなサポートができるのかについて、今以上にもっと具体的に取材、報道してほしい。

 (田村竜二 47歳 広島県)

 ■虐待のメカニズム解明を

 基本的には一人で3人の幼児をみている。幼児と切れ目なく一緒に過ごすと、常に要求され、自分の時間はなく、それでも何か子どものためにしてあげたくてがんばり、疲れ果てていらだってしまう。子どもへの親の献身が過剰に期待され、親は孤立しやすいように感じる。一方で母親に働くことが求められる見えない社会的圧力、経済的な要請もある。多方面からの圧力の中で、親が行き場をなくして虐待に走ってしまうメカニズムをもっと報道してほしい。

 (一原雅子 39歳 東京都)

 <社会のあり方、多面的に報じる>

 パパママにいわれなくてもしっかりするから もうおねがい ゆるして――。東京都目黒区の女児(5)はこうノートに記し、衰弱に起因する病で3月に亡くなりました。この事件を受け、政府は7月に緊急対策を打ち出しました。

 虐待事件の数だけ、課題が浮かびます。今回は一家が香川から東京に転居した際に児童相談所(児相)間で引き継ぎが十分だったかが論点になりました。家庭内で起こる虐待事件は表面化している情報が少なく、粘り強い取材が求められます。今回も、一家が以前住んでいた香川県内の自宅近くで、真冬に外で裸足のままうずくまる女児を住民が見つけて通報していたこと、児相が2回女児を一時保護したこと、警察も父親を女児への傷害容疑で2度書類送検したことなどが取材を通じて明らかになりました。

 ただ、一家の社会との接点や女児の普段の生活ぶり、事件につながる転機がどこにあったのかなど、わからない部分もあります。事件が起きて自治体や児相、警察の対応を検証するだけでなく、幼い命を守るべき家庭、家族、社会のあり方などを多面的に報じていきます。

 (社会部警視庁キャップ・二階堂祐介)

 ■「紙面モニター」第26期募集 デジタル会員にご登録を

 朝日新聞社は読者の皆様の声を紙面づくりに生かすため、第26期の「紙面モニター」300人を募集します。

 新聞記事に関するアンケートに、2週間に1回、パソコンからインターネットを通じてお答えいただきます。任期は10月から半年間です。回答1回につき1500円分の図書カードを任期終了時にまとめて進呈します。応募にあたり、朝日新聞デジタルへの会員登録(有料会員または無料会員)をお願いします。朝日新聞デジタルのトップページ(http://www.asahi.com)から申し込みをしてください。家族の方が既に会員の場合でも、紙面モニターに応募するご本人が会員になってください。

 応募は、紙面モニター応募用画面(http://t.asahi.com/shimen別ウインドウで開きます)から。QRコードからもアクセスできます。多数の場合は選考します。締め切りは9月3日(月)。

 ◇東京本社発行の朝刊14版、夕刊4版をもとにしています。

     *

 公募で選んだ300人の読者の皆様に「紙面モニター」をお願いし、毎週、お寄せいただく意見の一部を紹介します。

 ◆「関心の高かったテーマ」は休みました。

こんなニュースも