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 文化財の保存に生かされる伝統技術を小学生が体験する「京都 匠(たくみ)の技を学ぼう」(文友会、京都古文化保存協会、朝日新聞社主催)が7月21日、東京都千代田区の有楽町朝日スクエア・ギャラリーであった。夏休み中の親子ら約460人が、ふだん目にしない職人の技に目を輝かせた。

 国宝や重要文化財などの修理に携わる京都の伝統技術者でつくる文友会などが、首都圏の子どもたちに文化財を守る大切さを伝えようと開催。飾り金具の細工や畳の縁付け、岩絵具(いわえのぐ)でのうちわの絵付けなど九つの体験コーナーを設けた。

 ヒノキの皮で屋根をふく檜皮葺(ひわだぶき)のコーナーでは、国宝の清水寺本堂の修理にあたる職人が指導。千葉県松戸市の小学5年、小島昌悟君(10)は「職人さんが竹釘を口に含んですごい速さで打ち付けるのに驚いた。長い歴史がある文化財を大事にしたい」と話した。

 隣接会場では文化財修理について相談を受ける「文化財ドック」も開いた。(久保智祥、写真は岡田晃奈)

 ■檜皮葺

 竹釘を専用の金づちでトントンと打つと、ヒノキの皮にすっと入り込む。「面白い」と次々と打つうちに上達する子も。

 ■瓦の型押し

 粘土を型に押し込むときれいな文様ができる。「空気を逃がしながら適度な力で押すのがコツです」

 ■カンナ削り

 材木にあてたカンナを引くと、削りくずがふわり。透けて見えるほどの薄さにびっくり。

 ■こけ玉作り

 芯となる土を丸めてこけをかぶせ糸で留める。「自然のみずみずしさをお部屋で楽しめます」

 ■絵馬作り

 寺社の建築にも使われる木曽ヒノキの絵馬に絵を描く。「いい香り」と思わず笑顔。

 ■文化財教室

 京都外国語大学の南博史教授と学生らが文化財を修理する大切さを解説。「身近なお寺や神社にも文化財はあるよ」。PR大使の「ブンカザイ・ドックくん」も登場。

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