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 朝日新聞社は9月24日に東京・イイノホールで、25、26の両日は東京・帝国ホテルで、国際シンポジウム「朝日地球会議2018」を開きます。女性のリーダーシップや民主主義、暮らしに根付きつつある人工知能(AI)やIoT、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」など幅広く議論します。

 町を歩くと外国人に出会うことが増えた。訪日外国人客は今や年間3千万人に迫る。日本で働く外国人も、昨年は過去最高の約128万人。一気に進んだ感がある日本社会の国際化だが、「言葉の壁」という大きな課題に突き当たる。しかし、最新の自動翻訳技術のおかげで、この課題の解決に糸口が見えてきた。

 自動翻訳研究の初期は、言語のルールを人間がコンピューターに教えて翻訳させていたが、精度が向上しなかった。最近、全く違うやり方だと精度が飛躍的に上がることがわかった。

 その立役者が人工知能(AI)。生物の脳に似た仕組みと自ら学習する能力を持つ。人間が訳した大量の対訳データをお手本に言語の特徴を自ら学び、人間から教わるより高い性能を示す。音声認識・合成の技術と組み合わせたスマートフォンの音声翻訳アプリが普及しつつある。

 もちろんあいまいな言葉は苦手だし、複雑な文脈まで把握しているわけではないので限界はある。しかし、生活上必要なやり取りはそこそこ可能だ。

 海外からの技能実習生が多い愛媛県の国際交流協会からパネリストとして参加する大森典子さんは「ベトナムからの実習生らが『本当にわかりやすい』と驚いている」と言う。

 こうした技術で、私たちの生活はどう変わるだろうか。例えば介護の分野では今後、外国人介護職員が増えることが想定され、「やってもらいたいこと」をお年寄りが介護職員に伝えることも簡単になりそうだ。

 ただ人々の間にある壁は、言葉だけではない。文化的、社会的な背景も異なるだろう。パネリストで参加する情報通信研究機構の隅田英一郎さんは「文化を翻訳することはできない。人間にしかできないところはある」という。

 「心の壁」を乗り越え、共生していくためにできることは何だろう。異文化コミュニケーションをネタに活躍するお笑いコンビのパックンマックンも交えて議論する。(勝田敏彦)

 《9月26日 12時15分》

 ■混迷深まる中東、打開の糸口探る

 中東が混迷の度合いを深めている。欧米の期待を集めた「アラブの春」の民主化が頓挫し、テロや紛争、暴力が止まらない。米国の影響力が弱まり、サウジアラビアやイランなど地域大国が対立。収拾がつかない状態だ。

 衝撃は、地域の枠にとどまらない。中東の異変は、主要国のエネルギー政策や治安政策に影響する。中東が安定しない限り、国際社会全体の秩序の維持もおぼつかない。

 中東はどこに向かうのか。その情勢に、私たちはどう対応すべきか。米ジョージ・ワシントン大教授ネイサン・J・ブラウンさんと東京大准教授の池内恵さんを迎え、打開の糸口を探る。(国末憲人)

 《9月24日 13時30分》

 ■「装い」はケア、がんでも私らしく

 日本人の2人に1人はがんになる時代。誰もが入院して治療に専念するわけではなく、通院しながら働いたり家事をしたりする人も増えている。病気になっても続く日常を実感し、「自分らしく輝きたい」と動き出した患者たちが、注目しているテーマの一つが「アピアランス(外見)」のケアだ。

 メイクやファッションなどの「装い」には、治療で変化した外見に働きかけることで気持ちを和らげ、社会参加を促すことが期待されている。病気になる前に培ったスキルに自身の闘病経験から学んだ視点を加え、仲間を励ましながら力強く活動する乳がんサバイバー2人に、装いの意義や効果を聞く。(高橋美佐子)

 《9月26日 12時15分》

 ■9月24日(月・休) イイノホール

◇12:10~ 来賓あいさつ

 中西宏明(経団連会長、日立製作所会長)

◇12:30~ 持続可能な環境先進都市・東京の実現を目指して

 小池百合子(東京都知事)

◇13:10~ ハフポスト企画

 アタラシイ時間~日本の内と外から見たものづくり~

 <ゲスト>山口絵理子(マザーハウス代表取締役兼チーフデザイナー)

 ▽聞き手・竹下隆一郎(ハフポスト日本版編集長)

◇13:30~ GLOBE企画

 中東はどこに向かうのか――紛争、イスラム、国際秩序

 <パネリスト>ネイサン・J・ブラウン(ジョージ・ワシントン大学教授)、池内恵(東京大学先端科学技術研究センター准教授)

 ▽コーディネーター・国末憲人(本紙GLOBE編集長)

◇15:15~ 5年後の世界のデジタルメディア

 <パネリスト>ジャレッド・グルスド(ハフポストCEO)、佐々木紀彦(NewsPicks CCO)

 ▽コーディネーター・竹下隆一郎(ハフポスト日本版編集長)

◇15:15~ 失敗を語ること

 <ゲスト>髭男爵・山田ルイ53世(お笑い芸人)

 ▽聞き手・奥山晶二郎(withnews編集長)

◇15:30~ 寛容な建築

 <ゲスト>隈研吾(建築家)

 ▽聞き手・大西若人(本紙編集委員)

 ■9月25日(火) 帝国ホテル東京

◇12:10~ 来賓あいさつ

 野田聖子(総務相・女性活躍担当相)

◇12:30~ パネル討論「女性が拓く未来イノベーション~いま必要なリーダーシップとは?」

 キャシー・松井(ゴールドマン・サックス証券副会長)、岩村水樹(グーグル日本法人CMO アジア太平洋地域マネージングディレクター)、吉田晴乃(BTジャパン会長)

 ▽コーディネーター・大西弘美(本社執行役員<デジタル/国際担当>)

◇14:30~ パネル討論「台頭するポピュリズム、危機に瀕する民主主義」

 パスカル・ペリノー(パリ政治学院教授)、ヤン=ヴェルナー・ミュラー(プリンストン大学教授)、コリン・ウッダード(歴史家、ジャーナリスト)、佐藤優(作家、元外務省主任分析官)

 ▽コーディネーター・西村陽一(本社常務取締役<東京本社代表/コンテンツ統括/編集担当>)

 ■9月26日(水) 帝国ホテル東京

 《孔雀東の間》

◇9:30~ ドーナツ経済学から見える世界

 <ゲスト>ケイト・ラワース(経済学者、オックスフォード大学環境変化研究所上級客員研究員)▽聞き手・北郷美由紀(本紙SDGsプロジェクト担当専門記者)

◇10:35~ 本格化する日本のESG投資とSDGs経営

 <パネリスト>藤井剛(モニターデロイトジャパンリーダー)、濱口大輔(企業年金連合会理事)、森澤充世(CDP事務局ジャパンディレクター)

 ▽コーディネーター・石井徹(本紙編集委員)

◇12:15~ がん患者と装い~アピアランス(外見)ケアの効果とは

 <パネリスト>塩崎良子(TOKIMEKU JAPAN代表取締役社長)、山崎多賀子(美容ジャーナリスト)

 ▽コーディネーター・高橋美佐子(本紙文化くらし報道部記者)

◇13:40~ AI・IoTが変える介護の未来

 <パネリスト>山岡勝(パナソニックビジネスイノベーション本部事業開発センター/総括担当)、石山麗子(国際医療福祉大学大学院教授)、森剛士(医師)

 ▽コーディネーター・多賀谷克彦(本紙編集委員)

◇15:20~ 次世代につなぐ生物多様性――鳥を守る

 <パネリスト>遠藤孝一(日本野鳥の会理事長)、藪内竜太(薮内正幸美術館長)、鷲谷いづみ(中央大学教授)▽コーディネーター・山田史比古(本紙文化くらし報道部記者)

◇16:45~ SDGsで街の未来をつくる

 <パネリスト>五十嵐立青(つくば市長)、鈴木康友(浜松市長)、竹山修身(堺市長)▽コーディネーター・北郷美由紀

     *

 《孔雀西の間》

◇9:30~ 琉球の植物多様性

 <講師>國府方吾郎(国立科学博物館植物研究部多様性解析・保全グループ研究主幹)

◇10:35~ AI×IoT時代、「人と人の間」はどう変わる

 <パネリスト>秋永和計(NTTドコモ・イノベーション統括部担当課長)、市来利之(東京急行電鉄取締役常務執行役員事業開発室長)、乾健太郎(東北大学教授)

 ▽コーディネーター・堀江隆(本社執行役員<メディアラボ担当兼メディアラボ室長>)

◇12:15~ AI音声翻訳が開く未来~「言葉」と「心」の壁を越えて

 <パネリスト>大森典子(愛媛県国際交流協会外国人生活相談室長)、隅田英一郎(情報通信研究機構フェロー)、パックンマックン(お笑いコンビ)▽コーディネーター・勝田敏彦(本紙ソーシャルメディアエディター)

◇13:40~ ポスト2020年に目指す持続可能な社会

 <パネリスト>石井幸造(海洋管理協議会ジャパン・プログラム・ディレクター)、小宮山宏(三菱総合研究所理事長、元東京大学総長)、佐藤太一(佐久専務取締役、南三陸森林管理協議会事務局長)

 ▽コーディネーター・神田明美(本紙科学医療部記者)

◇15:35~ 風力発電は主役になれるか――IoTが鍵を握る

 <パネリスト>江上正樹(NTN常務執行役員)、太田景子(気象予報士)、山家公雄(エネルギー戦略研究所長)

 ▽コーディネーター・一色清(本社教育コーディネーター)

◇17:00~ 水素が動かす復興と五輪

 <パネリスト>小島康一(トヨタ自動車パワートレーンカンパニーFC技術・開発部主査)、中岩勝(産業技術総合研究所福島再生可能エネルギー研究所長)、松本真由美(東京大学客員准教授)

 ▽コーディネーター・堀篭俊材(本紙編集委員)

 ■特別講演(26日)

 ●東の間

◇13:25~ 「身近な取り組みが『笑顔』とともにグローバルな広がりへ」

 箕輪睦夫(アデランス執行役員海外事業本部副本部長グローバルCSR広報室担当)

◇16:30~ 「『水と生きるサントリー』の愛鳥活動」

 山田健(サントリーホールディングスコーポレートサステナビリティ推進本部サステナビリティ推進部チーフスペシャリスト兼サントリーグローバルイノベーションセンター水科学研究所主席研究員)

 ●西の間

◇10:20~ 「ICTで豊かな社会の実現を目指して」

 川添雄彦(NTT取締役研究企画部門長)

◇13:25~ 「多言語社会の到来で日本が変わる!」

 中尾光宏(凸版印刷取締役常務執行役員ソーシャルイノベーションセンター長)

◇14:50~ 「環境活動における民間セクターの役割」

 山本百合子(イオン環境財団事務局長、日本学術会議連携会員)

◇18:10~ 「真の豊かさを享受できる社会を目指して」

 石村和彦(AGC取締役兼会長/旭硝子財団理事長)

 =いずれも敬称略。プログラムは変更になる場合があります

 ◇「朝日地球会議2018」は、環境問題やSDGsなど、地球規模の課題に取り組む次の企業や団体による協賛を得ています。3日目には、特別協賛各社・団体による特別講演を予定しています。

《主催》朝日新聞社

《共催》テレビ朝日

《特別協賛》旭硝子財団、アデランス、イオン環境財団、NTN、NTTグループ、サントリーホールディングス、凸版印刷、トヨタ自動車、パナソニック、モニターデロイト

《協賛》エプソン販売、住友林業

《協力》グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン、CNET Japan、日本マーケティング協会、ハフポスト日本版

《特別共催》国立科学博物館

《後援》外務省、文部科学省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省

 ■参加申し込み、9月5日締め切り

 参加申し込みは、公式サイト(http://t.asahi.com/awf1804別ウインドウで開きます)からお願いいたします。参加は無料です。公式サイトでは、講演、パネル討論などの内容とともに、登壇者を紹介しています。ご希望の日にちや企画内容に沿ってお選びいただけます。申し込み締め切りは9月5日です。応募多数の場合は抽選となります。お問い合わせは03・6256・0395(平日10:00~17:00)へ。

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