豪雨の故郷、支えたい 広島出身のJリーガー8人 朝日新聞社のクラウドファンディング「A-port」

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 西日本豪雨で100人を超す死者が出た広島県の復興支援のため、地元出身のJリーガー8人がクラウドファンディングを立ち上げた。「いつも応援してもらっている地元に恩返しを」と川崎フロンターレ田坂祐介選手(33)の呼びかけに応じた。

 田坂さんは広島市安佐北区出身。小学校でサッカーを始め、地元の広島高陽FCに所属していた。西日本豪雨では故郷が水浸しに。ボートによる救助活動が報道されるのを見て、「土砂災害があった4年前はドイツにいて直接的な支援ができず、もどかしかった。今回は地元のために何かしたい」と強く感じたという。

 「発生当初は『何かしなくちゃ』と思っても、時間が経つとだんだん意識が薄れてしまう。継続的な支援をしていくには、何か仕掛けがないと難しい。サッカーとつなげて、支援する人にも楽しんでもらいながら、広島に寄り添ってもらいたい」

 知人と相談する中で、思い浮かんだのがクラウドファンディングだった。同じFC出身の高柳一誠(レノファ山口)▽森重真人FC東京)▽増田卓也(Vファーレン長崎)▽中山雄登(ロアッソ熊本)▽渡大生(サンフレッチェ広島)▽川辺駿(同)▽元田龍矢(ヴァンラーレ八戸)の各選手とともに「ミンナノチカラ」の名前で支援を募っている。

 特定非営利活動法人ひろしまNPOセンターと連携し、集まった資金はNPOなどの活動に充てる。

 《目標額》400万円

 《特典例》1万円で8人のサイン、10万円で試合観戦・記念撮影など。詳細は、http://t.asahi.com/tumf別ウインドウで開きます

 (伊勢剛)

 ■アンプティサッカー、W杯へ

 手足に障害がある選手らによるアンプティサッカー。クラッチと呼ばれる杖を使った躍動感あふれるプレーが魅力だ。日本代表が10月のワールドカップメキシコ大会に出場するため、その渡航費用や強化合宿などへの支援を募っている。

 《目標額》300万円

 《特典例》5千円で日本アンプティサッカー協会サイトに名前掲載、3万円でオリジナルTシャツなど。詳細は、http://t.asahi.com/tumg別ウインドウで開きます

 ◇朝日新聞社のクラウドファンディング「A-port」(エーポート、電話03・6869・9001、平日10~17時)から、おすすめのプロジェクトを紹介します。

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