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 30日に投開票される沖縄県知事選について、朝日新聞社は沖縄タイムス、琉球朝日放送(QAB)と共同で22、23の両日、電話調査をし、取材で得た情報と合わせて情勢を探った。前衆院議員の玉城デニー氏(58)がリードし、前宜野湾市長の佐喜真淳氏(54)が激しく追っている。他の2人は厳しい戦い。▼30面=対照的な戦いぶり

 有権者の3割が投票態度を明らかにしておらず、情勢は変わる可能性がある。

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設反対を掲げた翁長雄志(おながたけし)知事の死去に伴う選挙。玉城氏は翁長氏の後継で、共産や社民といった政党や労働組合、企業などでつくる「オール沖縄」勢力が支援している。佐喜真氏は、移設実現をめざす安倍政権が強力に後押ししている。

 投票態度を明らかにした人で見ると玉城氏は立憲、共産、社民支持層の大半を固め、自民支持層の2割を取り込む。佐喜真氏は自民支持層の7割強をまとめ、公明支持層の大方を固めつつある。無党派層では玉城氏が優位に立っている。

 男女別では、男性はあまり差がないものの、女性の支持は玉城氏が多い。年代別で見ると、50代以上で玉城氏の支持が厚い。

 また、情勢調査と同時に行った世論調査で、辺野古移設の賛否を尋ねたところ、「反対」50%、「賛成」25%だった。「反対」と答えた人の多くが玉城氏を支持し、「賛成」と答えた人の多くが佐喜真氏を支持する傾向がみられた。

 何を一番重視して投票する人を選ぶか4択で尋ねると「基地問題」が42%で最も多く、「経済の活性化」35%、「人柄や経歴」11%、「支援する政党や団体」6%だった。「基地問題」と答えた人の多くが玉城氏を支持し、「経済の活性化」と答えた人の多くが佐喜真氏を支持する傾向がみられた。

 知事選にどの程度関心があるか尋ねたところ、「大いに関心がある」が58%、「少しは関心がある」35%、「関心はない」7%で、関心の高さがうかがえた。

     *

佐喜真淳(さきまあつし)  54 無新 〈元〉宜野湾市長〈自〉〈公〉〈維〉〈希〉

玉城デニー(たまきでにー) 58 無新 〈元〉衆院議員

渡口初美(とぐちはつみ)  83 無新 琉球料理研究家

兼島俊(かねしましゅん)  40 無新 〈元〉IT会社員

 (届け出順、〈 〉内政党は推薦)

 <調査方法> コンピューターで無作為に作成した固定電話番号に調査員が電話をかけるRDD方式で、沖縄県内の有権者を対象に調査した。有権者がいる世帯と判明した番号は2118件、有効回答は915人。回答率は43%。

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