折々のことば:1253 鷲田清一

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 遇うて空しく過ぐる勿(なか)れ

 (九鬼〈くき〉周造)

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 偶然とは、偶々(たまたま)「あった」が「ない」こともありえたということ。この〈私〉も両親の偶々の結ばれから生まれた。そのかぎりで〈私〉が今ここにこうしてあることに最終的な根拠はない。が、この偶然は人生を最後まで制約する。そう…

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