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 こうしたタイトルのブログ記事で健康食品や化粧品などを宣伝するネット広告の中に、実際にはテレビ番組で紹介されておらず、芸能人もまったく関わっていないものがあるとして、成功報酬型のネット広告の業界団体「日本アフィリエイト協議会」(JAO)が問題視している。

 JAOは今年9月末以降、こうした芸能人を使った広告を約130件確認。芸能事務所やテレビ番組側に問い合わせ、うち約7割にあたる約100件が虚偽であることがわかったという。残りは事務所側から返事がないなどの理由で確認できなかったという。

 記者が芸能人の名前をうたうブログなどを確認したところ、タイトルに芸能人とおぼしき名前があるのに記事本文には一切出てこない例や、「某大御所の医療情報番組で紹介」のように具体的な番組名を示さない例があった。

 こうした広告のほとんどは「アフィリエイトサイト」と呼ばれるものだ。「アフィリエイター」と呼ばれる個人がブログを立ち上げて、そこに広告会社から依頼を受けた記事を書く。商品の購入ページがクリックされれば、個人が利益を得る仕組みだ。アフィリエイト自体は違法でないが、許可なく芸能人の名前や画像を使うと、肖像権を侵害するなどのおそれがある。

 JAOは調査結果をもとに、加盟するネット広告会社などに不正な広告を削除するよう注意喚起を促している。広告主が不正な広告を放置するなどの悪質な事案については、関係省庁に情報提供するという。(栗林史子)

 <訂正して、おわびします>

 ▼14日付経済面のアフィリエイト広告に関する記事で、芸能人を使った虚偽広告を調査し、問題視しているのが「日本広告審査機構(JARO)」とあるのは、「日本アフィリエイト協議会(JAO)」の誤りでした。見出しとともに訂正します。取材の過程で取り違えました。確認も不十分でした。JAROは広告・表示の適正化を目的とする公益社団法人で、JAOはアフィリエイト(成功報酬型のネット広告)事業の健全な発展をめざす業界団体です。

 

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