(書評)『踏み絵とガリバー 鎖国日本をめぐるオランダとイギリス』 松尾龍之介〈著〉

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 ■世界の覇権争い、文学にも投影

 夏目漱石は『文学評論』(1909年)で、『ガリバー旅行記』というと、今では小児だけが読む書物に成り下がったようだと述べたが、現代でも事情は変わっていない。たとえば、ガリバーが日本に来る話が書かれていることは、ほとんど知られていないし、読んだ人も重視しなかった。実は…

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