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 朝日新聞社のアルバム・写真デジタル化サービス「ニッポン写真遺産」。今春のスタート以来、受注枚数は120万枚を超えました。今回は、オプションの「写真整理お手伝いプラン」を利用された例と、社内の記録写真の保存に活用したお客様を紹介します。(樋口慶)

 ■医師の祖父、演芸場で予防接種

 祖父が防空壕(ごう)に入れて大切に守った、明治から昭和初期にかけてのアルバム4冊。色あせた布張りの表紙をめくると、家族写真のほか、医師だった祖父の仕事風景も収められていた。

 川崎市幸区の手島温子(はるこ)さん(87)は、これらのアルバムを「私がきちんとした形で子や孫たちに引き継がねば、誰もこの価値が分からなくなってしまう」と、「写真整理お手伝いプラン」に申し込んだ。デジタル化し、その画像で写真集を作るためだ。

 手島さんの祖父・渡辺歌郎(うたろう)さんは、1868(明治元)年生まれ。横浜市鶴見区で開業医をしていた。アルバムには手書きの説明も添えられている。印象深いのは、演芸場でコレラの予防接種をしている光景だ。

 手島さんによると、撮影されたのは明治時代の終わりごろ。当時は各地で人が集まりやすい場所を使って予防接種が行われていたという。たしかに、1902(明治35)年7月27日付東京朝日新聞に、東京・京橋区の寄席で予防接種が実施されたとの記事もある。

 これらの貴重な写真は戦時中、歌郎さんが自宅医院の中庭にあった防空壕や疎開先の神奈川県伊勢原市で保管し、戦火を免れた。

 その祖父は46年に他界した。手島さんは、幼い頃から祖父に「医者になれ」と言われ続け、54年に医大を卒業。出産や夫の転勤など、女性が医師を続けるには苦難の連続だったが、転居した先々で人の縁に恵まれ、耳鼻科医として84歳まで仕事を続けた。今回、写真集の完成後は、「朝日自分史」で自身の半生をまとめたいと考えている。

 アルバム発送や写真集の編集を担当した、写真整理アドバイザーの網野千代美さん(54)は「写真に出てくる家族の人となりも詳しく教えてくださり、当時の暮らしぶりや息づかいまで目に浮かぶようだった」と振り返った。

 ■工場視察の殿下、囲んで 住友理工、社内写真デジタル化

 当サービスは法人による利用も受け付けている。自動車用防振ゴム大手の住友理工(名古屋市)からは、ポケット式アルバム11冊、フィルム55本などの写真原板が寄せられた。来年で創業90年。周年事業にも備えて、社内の記録写真をデジタル化するという。

 同社は1929年に「昭和興業」として三重県四日市市で創業。61年から「東海ゴム工業」として長く親しまれ、2014年に現在の社名になった。

 16年には、名古屋市にグローバル本社を設立。愛知県小牧市の本社工場などからいくつかの部署が移転した。このとき、各部門で別々に保管されていた記録写真をどうするかが問題になった。一部は傷みもひどくなっていたため、広報IR部が一括管理し、劣化が進む前にデジタル保存することにした。

 歴史を物語る写真のひとつは、1948(昭和23)年5月に三重県の松阪工場で撮影されたという一コマだ。大勢の従業員が昭和天皇の実弟、高松宮宣仁(のぶひと)殿下を囲んで記念撮影した。右隣は、黒い礼装姿の当時の西村晋太郎社長、左隣は青木理(まさる)知事。殿下は戦後復興の視察のため同県を訪れたという。終戦後、天皇人間宣言を経て、皇室が開かれた存在になったとはいえ、大勢の従業員らとの距離の近さに驚かされる。

 ほかにも、国内外の工場新設時の空撮写真や新たに稼働した生産ラインの写真など、会社発展の記録が当サービスでデジタル化された。広報IR部の寺田憲司さん(37)は「来たるべき100周年では社史編集事業も想定される。それに備え、きちんと記録を残していきたい」と話している。

 ■整理の悩み、個別にアドバイス お手伝いプラン説明会

 11月13、27の両日、東京・築地の朝日新聞東京本社で「写真整理お手伝いプラン」の無料説明会を開いた。東京・神奈川・埼玉・千葉の1都3県のお客様が対象で、両日とも定員いっぱいの約20人が参加した。

 一般社団法人写真整理協会の浅川純子理事による講演のあと、写真整理アドバイザー5人が参加者の相談に個別に応じ、写真の片付け方法などを助言した。

 人工知能による白黒写真への自動色付けも披露された。早稲田大学理工学術院・石川博教授の研究室が開発したシステムを、朝日新聞社が許諾を受けて提供。約65年前の母の写真をカラー化した千葉県市川市の谷口浩之さん(77)は「亡き母が色鮮やかによみがえり、思わず『お母さん』と声をかけてしまった」と喜んでいた。

 次回の説明会は、来年1月25日(金)午後2時から開催。参加申し込みは右記コールセンターへ(1月16日締め切り)。

 ■申し込み、今ならお得

 当サービスでは、「年末お片付けキャンペーン」を実施中です。デジタル化を申し込んだお客様に、納品までの期間が長い「標準コース」で税別3万円以上ご利用の際に使える、3千円割引クーポン券をプレゼントします。

 写真原板をスキャンセンターへ発送する際、このクーポン券を同封して下さい。対象は標準コースのみ。来年1月15日までに写真原板とクーポン券がスキャンセンターに到着した場合に適用されます。

 ■4千枚、ディスク1枚に

 「ニッポン写真遺産」は家庭のアルバムやプリント写真をお預かりしてスキャンし、画像データと一緒にお返しするサービスです。デジタル化すれば、約4千枚のL判写真が、パソコンで閲覧できるDVD―Rディスク1枚に収まります。部屋の片付けやお子さんへの引き継ぎに便利です。自分史作りの準備にも最適。スマホで思い出を持ち運ぶこともできます。詳しくは下記へ。

 ■ウェブサイト https://shashin-isan.asahi.com/別ウインドウで開きます

 ■コールセンター 東京03・6868・8255 大阪06・7878・6588

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