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 皇后陛下が皇太子妃だったときに英国から献上されたことで知られる薔薇(ばら)の「プリンセス・ミチコ」。この薔薇から東京農業大学が分離に成功した「花酵母」を使って、新しい日本酒をつくるプロジェクトが進んでいる。醸造するのは東京農大卒業生が率いる七つの蔵元。南部美人・一ノ蔵・出羽桜・秘幻・蓬莱泉(ほうらいせん)・石鎚・東洋美人と、熱心なファンがいる銘柄の蔵元ばかりで、クラウドファンディングで支援を募っている。

 プロジェクトを立ち上げた農大サポートは今年7月、東京農大の100%出資で設立された株式会社。東京農大の研究を社会で生かすのが狙いで、今回が初めての事業だ。

 東京農大醸造科学科の穂坂賢教授は「日本で唯一醸造を冠にした学科を開設してから65年を迎えて、いまや全国酒造メーカーの半数を農大の卒業生が占めるようになっている。これからは日本酒をはじめ、酒造業界を支援すべく様々な活動をする時期にきている」と強調する。

 東京農大の花酵母は1998年、中田久保名誉教授が酵母の分離に成功したことに始まる。現在では30を超える酒造メーカーが花酵母を使用した製品を作っている。

 プリンセス・ミチコの花酵母を使うと、どんなお酒になるのか? 試験醸造では、果物を思わせる香りで爽快な酸味のお酒ができたという。

 プロジェクトでは、花酵母以外はそれぞれの蔵元が独自に酒造りを進める。平成の幕が下りる来春には、7種類の「プリンセス・ミチコ」の酒ができあがる予定だ。(伊勢剛)

 《目標額》6千万円

 《特典例》2万円で7蔵の日本酒セット(720ml×7本)と東京で開催する試飲会の参加権。詳細は、http://t.asahi.com/urc9別ウインドウで開きます

 ■相談窓口、ベトナム語で

 低賃金など劣悪な条件で働く在日ベトナム人のために一般社団法人在日ベトナム共済会が発足。ベトナムで眼科医療に長年携わってきた服部匡志さんが名誉会長に就任した。母国語で相談できるレスキューコールセンター設立へ支援を募っている。

 《目標額》200万円

 《特典例》5千円でサイトへの名前掲載、フォーのセット、パクチー栽培セットなど。詳細は、http://t.asahi.com/urc7別ウインドウで開きます

 ◇クラウドファンディング「A-port」(エーポート、電話03・6869・9001、平日午前10時~午後5時)のプロジェクトを紹介します。5千円以上の支援は現金書留でも受け付けています。

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